読売新聞でとりあげられました
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「平和を作った世界の20人」岩波ジュニア新書641
著者:ケン・ベラー、ヘザー・チョイス
翻訳:作間和子、淺川和也、岩政伸治、平塚博子
発行:岩波書店 発行日:2009年11月20日 価格:840円+税
ISBN:978-4-00-500641-0
「平和」は、誰もが望むけれども、現実の社会は必ずしもそうはなっていない。
平和を構築する手段は様々な方法があり得るが、この本では、自らの信念を持ち
その実現に向かって活動した、20人について記されている。
紹介されている分野は異なるが、それぞれの人に共通するのは、以下のリーン・
アイスラーの言葉に集約されているように思う。
―『人間関係をつくり体系づけるものには二つの対立する型があり、彼女はそれ
を「支配型」と「協調型」[パートナーシップ型]と名付けました。~中略~
この二つの型が、社会のまさに本質的な部分を作ったのです。―
確かに、支配者がある一定の価値観のもとに社会を統治しようとすると、どう
しても歪が発生してしまう、という事ではないか。環境問題をはじめとした世界
的な課題の根底には、こうした支配型の価値観に偏ることに原因があると思う。
他者や多様性を認めてこそ、課題の解決につながるという事が理解できる。環境
の分野からは、グリーンベルト運動のワンガリ・マータイ氏、92年のリオサミッ
トでスピーチしたセバン・スズキのお父さんである、デイヴィッド・スズキなど
が紹介されいる。本書は、「ジュニア新書」という位置づけであり、ティーンネ
イジャーを対象としているが、その分大人にも分かりやすい内容となっている。
また、一人を紹介するページが12ページと、通勤の合間に読むにも適している。
(伊藤博隆@GEIC)
東京新英研例会で報告
新英語教育研究会東京支部 日 時:2010年2月20日(土)3時〜6時 場 所:文京区立茗台中学校 内 容:授業を豊かにする教具、教材 「 読み・調べ・ひろがった『平和をつくった世界の20人』」